MANA MAGAZINE

2018年02月04日

クロスではなく人に優しい珪藻土

クロスではなく人に優しい珪藻土

家を新築するとき、輸入住宅は人気のある選択肢のひとつです。輸入住宅に明確な定義はありませんが、一般には、外観も内装も含め、海外の思想を取り入れ建てられた住宅をさします。特にナチュラルな素材感やデザインに人気があり、無垢材や天然素材の壁紙を使っているものが多くあります。
天然素材の壁として最近人気なのが珪藻土です。


珪藻土クロスとは?特徴は?



珪藻土とは、珪藻の遺骸が堆積し化石化した物をいいます。珪藻は10万以上の種類があると言われている藻類の一種で、植物プランクトンです。
珪藻土は多孔質性のため調質機能に優れているとされ、昔から優れた壁材として使用されてきました。しかし壁に使用する際は固める材料が必要なため、手間がかかり費用がかさみます。そこで良さを取り入れながら手軽に使える壁紙として使用されているのが珪藻土クロスです。

珪藻土クロスのメリット



珪藻土は湿度が高いときは湿気を吸い取り、乾燥しているときは水分を吐き出すという調湿の働きがあります。珪藻土を塗り付けたクロスでもある程度の調湿機能は期待できるでしょう。
珪藻土クロスを使用する一番のメリットは、なんといってもその独特なぬくもりのある風合いです。例えばビニールクロスなどに比べ、表面が少しざらざらとした質感でナチュラルな雰囲気を好むかたにはぴったりの味わいがあります。


珪藻土クロスのデメリット



一方で、土と紙を素材として使用しているために、壁が汚れた時に水ぶきができないというデメリットがあります。無理に拭くとしみになったり、はがれてしまう可能性もあります。
赤ちゃんが生まれる予定があったり、既に小さなお子さんがいたりするお家に使用する場合は、注意が必要です。洗面所などの水回りも使用は控えた方が無難かもしれません。
またクロス自体の伸縮性が高いため、隙間ができることがあります。

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